あさりのみそしるダイアリー

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【Jetson】JetPackのロードマップがいつの間にか更新されてた件

NVIDIAから新しいグラフィックボードが発表されましたね。

3000番台のTiナンバリングで、私は当面お世話にならなそうなやつです、はい。

いまだに1060使いだし(´・ω・`)

pc.watch.impress.co.jp

 

で、これはパソコン用のグラフィックボードですが、組込みシステムとか、シングルボードコンピュータとか、そっち系でRaspberry Piと並んでよく知られているのが「NVIDIA Jetson」です。

 

Raspberry Pi 4 ユーザーはけっこういると思いますが、GPU(CUDA)で並列計算がしたい人だと、Jetson一択みたいなところありますよね(`・ω・´)

手に入れやすい価格帯の Jetson Nano 2GB/4GB モデルは、持っている方も多いのではないでしょうか?

www.asarinomisosoup.com

 

私も、昨年秋にNVIDIA Jetson Nano 2GBモデルを買いました。

7,000円くらいで手に入ります。

 

 

Raspberry Pi だと、Raspberry Pi OS (旧Raspbian) イメージをmicroSDカードに書き込んで使いますが、NVIDIA Jetson Nano 開発者キットだと、Jetpack と呼ばれるイメージをmicroSDカードに書き込んで使用します。

これは、NVIDIA Jetson Xavier NX 開発者キットでも同様です。

 

 

Jetson Xavier NXは、Nanoよりもはるかに高いですが、性能も段違いです。

Nanoでは物足りないという方は、Xavierに手を出してみてもいいかもしれません。

 

で、本題ですが・・・

NVIDIA Jetson のウェブサイトで、今後のJetPackのアップデートスケジュールが掲載されています。 

developer.nvidia.com

 

ちょっと前までは、割とざっくりしたスケジュール感や内容しか書かれていなかった気がしますが、いつの間にか内容が更新されていました。

ハードウェアロードマップは変わらず、2022年にOrin、2023年にNano Nextと書かれているくらいですが、ソフトウェアロードマップ、つまりJetPackの更新スケジュールについては、以下の点が記載されています。

 

・2021年2月 JetPack 4.5.1(現在の最新版)

※すべてのJetsonモジュールがアップデート対象

+ Jetson TX2 NXサポート

 

・2021年7月 JetPack 4.6

※すべてのJetsonモジュールがアップデート対象

+ Jetson AGX Xavier 産業向けモジュール対応

+ CUDA / cuDNN / TensorRT ライブラリアップデート

+ VPI (Vision Programming Interface) ライブラリのアップデート⇒バージョン1.1

+ Triton Inference Server のサポート

※Tensorなんとかで使われる、機械学習をGPUで推論するサーバーを構築するフレームワーク

+ Image Based Over-The-Air

※無線でJetsonイメージをアップデートする仕組み?

+ A/B Root File System

※ルートファイルシステムを冗長させて、片方ダメになってももう片方でフォローできます的な、システム障害対策

+ 外部メディア(特にNVMe)のディスク暗号化サポート

※Windowsで言う、BitLocker的な。

+ Jetson Xavier NX / Jetson AGX Xavier の NVMeブートのサポート

※NVMeにシステムOSを入れて、起動できるようになる。

 

・2021年第4四半期(年末~2022年2月ごろ) JetPack 4.6.1

※すべてのJetsonモジュールがアップデート対象 

+ cuDNN / TensorRT ライブラリアップデート

+ VPI (Vision Programming Interface) ライブラリのアップデート⇒バージョン1.2

 

・2022年前半~半ば JetPack5.0 開発者プレビュー版

※Xavierシリーズ以降のJetsonモジュールがアップデート対象

※正式版はこれより1シーズンほど経ってから

+ Ubuntu 20.04 LTS / Linux Kernel 5.10 対応

+ UEFIブートローダー対応

+ OP-TEE as TEE 対応

※Trusted Execution Environment / 組み込み機器向けのセキュリティ機能のオープンソース(Open Portable)版

+ CUDA 11.x 対応

+ cuDNN / TensorRT ライブラリアップデート

+ VPI (Vision Programming Interface) ライブラリのアップデート

 

発表されているものは以上です。

VPIは、できることが限られたOpenCVみたいなイメージですが、CPUやCUDA以外のハードウェアアクセラレータを使った高速な画像処理ができるライブラリです。

(もちろん、CPUやCUDAでも利用できます。)

 

CUDA / cuDNN まわりは、PC版もアップデートされていますから、Jetsonでも特にミドル~ハイエンドモデルでは少なくとも同じことができるようにしようというところで、JetPackが更新されるたびにいくらかアップデートされるようです。

AI / 機械学習が主流ですから、Tensorなんとかもまた、JetPackが更新されるたびにアップデートが入ります。

 

バージョンが 4.6 になる来月には、それなりに大きな機能追加があるようです。

主に組込みシステムとしてJetsonモジュールを採用した場合における、システムの保守や障害対応、セキュリティに関する内容ばかりですが。

 

また、来年予定される JetPack 5.0 では、いよいよNanoは斬り捨て御免のように見えますが、Linux Kernel / Ubuntu OS のアップデートが入るので、対応する周辺機器のドライバも増えて(WiFi6とか?)、なかなかたのしいことになりそうですね。

組み込み機器のセキュリティ対策として、OP-TEEが将来のJetson標準になるのでしょうか?よく知らんけど(´・ω・`)

 

とりあえず、JetsonユーザーとしてはOSの大幅アップデートは期待したいところですが、Nanoの余命もちょっち気になるところで・・・でも、まぁ実際使ってみると性能としては中途半端感も否めないので、Nanoユーザーは素直にハードウェアロードマップにあるところの「Nano Next」の方に期待すべきなのかもしれませんが。

2023年ですケド(`・ω・´)